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タイ国籍取得プロジェクト

ミラー財団のタイ国籍取得運動は、少数民族と直接協力しながら活動しています。
多くの人はタイ語が書けない、もしくは話せないので、国籍申請において助けが必要になってきます。
彼らを直接援助する一方で、政府規模での政策変更や法改正への働きかけも行っています。
私たちの活動についての情報と、今日までの成果をご覧ください。
タイ国籍取得運動の紹介:
ミラーのタイ国籍取得運動には3つの柱があります:
草の根 /コミュニティレベル:
- チェンライ事務所での国籍申請書類作成の援助
- 取得に有効な法律等の情報提供
- 地域ぐるみでの法改正へ向けての会議や公開討論の場の提供・参加
- 出生届不備ために国籍の無いタイ国籍保持者の子どもへ、DNA検査の推進
社会規模:
- タイ国内外への問題提起、山岳民族を含む少数民族の文化尊重の重要性認識を促す活動
- 少数民族がタイの問題因子だという意識を変える活動(山岳民族に対する誤解)
- 国籍取得運動をしている団体同士の協力を促す
- 他のNGOに国籍申請関連情報の提供
政府レベル:
- 問題の大元である法律の改正に働きかけ
現法律では、1985年以前にタイ国内に居住していれば国籍を申請できる、
となっています。
私たちは、申請可能な年の設定の解除と、申請条件をタイ居住暦10年に変更
してもらえるように要求しています。
- 政府の活動促進目的で、政策変更や法改正関連の政府会議に参加
- 国籍の無い人たちとの公開討論の場に政府関係者を招く
- 少数民族に有利な法律の告知を地元役員が確実に行うよう、政府へ書面での
呼びかけ
- 政策から法成立を促すため、政府関係者とともに委員会に参加
参加することで、国籍の無い人々の関心度を表しています。
今日までの成果
私たちは、合法的な国籍取得の為に、タイの少数民族と共に6年間活動してきました。
過去6年間、私たちは他分野にわたって、直接的または間接的な活動をタイ国内中で行ってきました。
直接的な結果だけでなく、政策変更への働きかけは現在でも続いています。
主な目的は、政府の政策変更を促すことです。
- 山岳民族と協力し、何千もの国籍取得に成功してきました。
- 山岳民族をスタッフとして迎えることで、他のスタッフの意識を高めています。
国籍取得プロジェクトで働くチェートとアファンは共にアカ族です。
- 現在、高校の卒業生は修了証書が確実に出るようになりました。
しかし、たった一年前まで、山岳民族は高校卒業証書をも拒否されていました。
この国籍取得プロジェクトの運動や他のタイのNGOの働きの成果あって、そんなこともなくなりました。
- 村人の教育が行き届き、国籍の重要性の認識が広まりました。
将来国籍請願に役立つ、出生届の必要性の理解も行き渡りました。
- タイ国籍をもつ両親に持ちながら、出生届の無い子どもの権利証明のためのDNA検査を推奨して
います。
届出のされていない子どもも、両親に国籍があれば立派なタイ国民です。
しかし、DNA検査は高く、しかもチェンマイやバンコクまで行かなければならないので、貧しい村人達に
とっては現実的な話ではありません。
- 南のモルゲン族のために多くの会議に出席しています。
タイ政府は彼らの放浪生活を理由に、国籍授与を渋ることもしばしばあります。
しかし、働きかけの甲斐あって、タイ政府がモルゲン族の調査をし、彼らも国籍を取得する権利が
与えられるよう、政策を作ることで合意しています。
- 国籍を持たない人も保健医療サービスの利用が出来るように働きかけています。
国際的な出版社の力も借りて、政策を変えることに成功し、今では国籍の無い人もサービスが
受けられるようになりました。
- 無国籍での結婚が可能であるという認識度を高めるための活動もしています。
国籍が無くても結婚は許されているものの、結婚届けの受理は市役所の受付官の気分によって
変わるため、いつも支障が出てきます。
私たちは、彼らも結婚の権利があるということを役人に浸透させるよう、地域の公的機関に書面で訴えました。
2006年のバレンタインデーには、マスコミ報道の元、10 組の無国籍者の結婚式を成し遂げました。
国籍取得のために戦った村人と、国籍取得プロジェクトの勝利です。
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