タイ国籍取得プロジェクト

 

 

国籍を持たないことの問題点

1. 文化理解の欠如からおこる差別

タイ国内の何千もの人々に影響するのにも関わらず、この問題が国民になおざりにされています。
タイ人は、国籍問題についての認知度が低いだけでなく、少数民族伝統文化についても無知です。この豊かな文化が学校で教えられることは無く、マスコミで前向きに報道されることもありません。ほとんどのタイ人が山岳民族、海の民、取り残された人々に対して持つ印象は、不潔・無教養・不作法・時代
遅れ、です。こういったマイノリティの人々こそがタイの麻薬売買の問題因子だという意識もあります。
山岳民族に対する誤解をご覧ください。

2. タイ政府がこの問題を経済的損得で見ており、人権という観点からは見ていない

政府は、「第二市民」を、安い労働力として、また観光産業に利用できることに気づいています。
時代の波に飲み込まれる人々)少数民族に権利を与え、正義に基づいた社会を作ることにはあまり
興味がないようです。

3.少数民族自身が自分たちの持つ権利に対して十分に理解していない

少数民族は、何かを利用して自分の利益にすることをあまり知りません。不十分な教育のせいで、
少数民族側から政府への圧力がほとんど無いために、貧困だけでなく不利な政策の悪循環まで招いています。

4.莫大な数のビルマ人違法滞在者が国籍取得の選考を困難にしている

タイ国内に居住する無数のビルマ人違法滞在者の、違法就業が問題になっています。
タイで公的証明書(戸籍・住民票等)が欠けている無国籍の人は、ビルマ人違法就業者と一括りに
されてしまいます。代々タイに住んでいる少数民族も違法就業者のレッテルを貼られ、職を求めて違法に密入国したビルマ人労働者と同じ罪(罰金、逮捕、国外追放)にさらされるのです。

5. 地方自治の現法認知が不十分

地方自治体の現法認知が不十分ということは、多くの関係者が、タイ国籍取得に対してどのように対応すればいいのか、わかっていないということです。 彼らはまた、法改正に向けて、こういった少数派の人々とどのように関わればいいのかという知識や彼らが持つ権利について十分な知識がありません。

6.一部の公務員の汚職によって少数民族の国籍取得が困難になっている

国籍申請担当の役人が賄賂を要求してくることはもはや一般的ともいえるような状況です。
人里離れた所であるためにこの行為が気づかれにくいのです。こういった役人に払うだけの金銭的余裕がないということは、国籍取得ができないということでもあります。私たちは、場合によっては新しい役人を立ててもらうべく、この汚職を報告しています。

7. 情報収集が確立しておらず、中央集権化されていない

山岳民族にとっては生まれて、生き残る事が重要な事です。
出生届というものが彼らの習慣に無かったため、申請が不十分に行われていたり、見落とされたりしています。ほとんどの子どもは、適切な記録の行われる病院ではなく(経済的・物理的理由で)、村内で生まれます。
村内で出産しても適切な手続きを踏めば国籍取得が可能なのですが、どのような手続きが必要なのか理解していない村人が多く私たちはその手続きや申請に関して手助けしています。

 

 
 
Mirror Art Group ,   Attn: Thai Citizenship Project
106 Moo 1 Ban Huay Khom T. Mae Yao, A. Muang
Chiang Rai 57100 THAILAND

66 53 737 412 or 66-53-737-413
info@tobethai.org