アゴン・チャーム(Agong Chermu)はチェンライ県フエメーサイ地区にあるプコ村にすんでいます。 41歳の彼はミラーのエコツアープロジェクトのツアーガイドとして働いています。 妻、アドゥ・マユ(A-do Mayu)との間に2人の子どももいます。8歳のアノーラット(Anoolat)君は地元の 学校に通い、12歳になるセリフォーム(Seliform)ちゃんは国籍があるおかげで奨学金をもらってバンコクの学校に通っています。彼の家族はみな国籍があるのにも関わらず、アコン自身は国籍がありません。 アコンはアカ語、タイ語(北タイ語と南タイ語)、ラフ語と英語が話せます。アカ語とラフ語は読み書きまで出来、タイ語と英語に関してはある程度読んだり書いたりできます。このインタビューは英語で行われました。驚いたことに彼は学校に行った事がありません。彼のアカ語識字能力は、村のキリスト教宣教師によるものです。タイ語は、政府が彼の村に設立した非正規教育機関で学びました。近隣の村々の人々のために毎週日曜日にタイ語教室が開かれるのです。 彼の英語力はミラーでの仕事の中で身に付け、また彼は向上のための努力を怠りません。 ミラーの他のツアーガイドに英語が教えられるほどです。ミラーでの仕事の他に、村のカトリック教会の相談役も勤めています。 アコンの家族の国籍は、ミラー財団が彼の村で国籍取得の活動していた時に得たものです。 彼はというと、職探しのために家を出ていたため、機会を逃しました。彼は私たちのタイ国籍取得プロジェクトを通じて国籍請願書を出していますが、書類が選考されるのを2年以上も待っています。 アコンは、政府によって認識済みであるという意味の緑の身分証明書を持っていますが、生活自体は国籍の無い状態の範囲に制限されます。 彼は土地やバイクを所有できず、チェンライ県を離れることができません。自分のバイクの許可書の無い彼は、チェンライ市街に行くことも出来ません。もしも免許書無しで捕まってしまったら、到底払えない額の罰金を課せられてしまいます。職探しに行くことを可能にし、無国籍の危険から身を守るためにも、 国籍は必要です。彼、そして彼の家族の人生は、彼が無国籍であるために、運に左右されます。 最後にタイの国籍問題に関してみんなに知ってほしい事は無いか、聞いてみました。 「国籍はとても重要な問題です。ミラーでの仕事は好きですが、私には国籍が無く、仕事でも行動範囲が制限されてしまうことが残念です。」 このページは2006年2月に行われたインタビューをもとに作成されました。
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